2024年3月3日に行われた「第13回ytv漫才新人賞決定戦」を見た感想を書きたいと思います。
最後も審査員の票が割れる激戦!初めて見たのですが見てよかった!
はじめに
私は関東在住なので、この賞を見た事がありませんでした。
事前ラウンドの様子もネット記事でチラッと見ただけで、どんな感じだったのかわかりませんでした。
調べると事前ラウンドはだいぶ早い時期から行なわれていたそうで。
TVerありがとう!
関西を活動拠点とする芸歴10年目までの若手芸人による戦いで、過去の受賞者もビッグネームがズラッと並びます。
聞いたことがある・ネタを見たことあるコンビもちらほら、期待して見始めました。
ネタの感想を登場順にご紹介したいと思います。
ファーストラウンド
1.たくろう
架空の戦隊シリーズ「フーレンジャー」を再現しようとするも、相方が全く知らないまま話が進んでいくというネタ。
話が分からないほうのオドオドした演技が素晴らしかったです。
しかもそっちがツッコミ!
フルーツとベジタブルの戦いは分かりやすくできています。
もしかしたらもっと捻っても良かったかも。
2.ハイツ友の会
お酒とタバコにまつわるネタ。
飲酒する人と喫煙者に毒づきまくります!
両方しない人だけでなく、する人にも素直に笑える感じでした。
ローテンションが持ち味のコンビ。
見たことがあるネタだったのですが、前に見たときよりネタが速く感じました。
結果は最下位となってしまい、審査員からも「もうひと展開」との指摘もありましたが個人的にはあまりこのスタイルをいじってほしくはないです。
3.空前メテオ
パティシエと魚の共通点⁉
突飛な発想で立て続けに展開されるネタ。
話を追いかけるのが多少大変な所もありましたが、思わず引き込まれてしまいました。
序盤笑いを取る所がないのですが、全然飽きずに見られました!
ツッコミがもう少し嚙み砕いて説明しても良かったかも。
ちなみにコンビ名は“くうまえめてお”と読むそうです。
4.バッテリィズ
ネタも面白かったですが、それ以上にインパクトがありました!
世界遺産というお題設定も上手ですし、おバカな演技(本当におバカ?)も素晴らしかったです。
テーマが世界遺産なのに易しい言葉が次々と出てきて感動すらしました。
なんで最終決戦に進めなかったのでしょう?
5.ぐろう
永久脱毛をテーマにしたネタ。
韻を踏んだり、ビッグモーターの除草剤とかけたり、Let it goの歌詞とかけたりでとてもうまかったです。
無駄口の充満する漫才で、一番関東人受けしそうな気がしました!
6.ドーナツ・ピーナツ
朝のワイドショーのMCとコメンテーターになり、番組を進めていくネタ。
適当な話題を取り上げ、適当な評論家が適当なコメントをするのが楽しい!
たぶん「おはようございます」を印象付けたかったのでしょうけども、つっこむ側はツッコミに徹していたほうが良かったかも。
7.ぎょうぶ
お互いおばあちゃん子という話から、どんどん複雑な家庭環境の話になっていくネタ。
デリカシーを気にしながらちょっとずつ話が進んでいくのですが、最初は思いもかけない展開になって面白かったのですが、小出しすぎて後半は少しイライラしてしまいました。
非常に締まりのいいオチだったのですが、スッと入ってきませんでした。
デリカシーってなんだろう?
最終決戦
1.ぐろう
結婚式のネタ。
結婚式を茶番と否定し続ける内容が秀逸!
祝う気持ちが20%では割り切れるとか、指輪を右足ふくらはぎなど言葉のチョイスがとてもよかったです。
私リズムネタみたいなの好きなのかな?
2.空前メテオ
犬派か猫派かという質問でどっちでもない人は犬派と答えたいいと言うが…というネタ。
猫が一種類とか犬と言ったもん勝ちなど発想が奇抜で面白い!
1本目に比べてツッコミの存在感が増していて、奇抜な話ですが頭に入ってきやすいと思いました。
まとめとして
最終決戦は票が割れて接戦でしたが空前メテオの勝利となりました。
おめでとうございます!
個人的にはぐろうの方が好きなネタでしたが、空前メテオは2本目が1本目より良かったかなと思いました。
ファーストラウンドで敗退したコンビの中ではバッテリィズが面白かったです!
あと、内容と関係ないかもしれませんが、スタジオのお客さんの人数が少ないのか、あまり笑ってなかったのかわかりませんが、少し厳しいなと感じました。
もしかしたら演者の方の音声を優先してお客さんの笑い声を絞ったのかもしれません。
ですが画面越しに見ている私も盛り上がってこなかった感じがありました。